時給制を採っている求人主を選ぶ注意点
その呼び名の通り、時給制とは1時間当たりの基本給を定めたうえで、その月における給与の計算をしていく方法にあたります。そしてその際においての基本給が時給にあたるわけです。実はこうした時給制といったものは、時間毎に給与の計算がしやすいうえに、従業員である被用者の勤務状況や業績などをはじめとする労働実態を把握したりするのには大変都合がよい内容となっています。ただし、こうした事業者である使用者にとって扱いやすい点を濫用して、不当なリストラを敢行したり劣悪な待遇で無理やり労働に従事させたりするなど、使用者側による不当労働行為が絶えないといった現状があります。そこでやはりまず、現在、求職活動者であるみなさんにはその現時点において確認をしている事業者自身が、使用者としてきちんと労働基準法に基づいた経営をしているかを確かめてみる必要があります。そしてまず、工場やお店などでの勤務の求人の場合には、やはり求人主である事業者に仕事場においての見学を依頼してみることがとても大切です。これを断るようなそぶりを少しでも表した場合にはまず、怪しい事業者あるいは実体が不明な組織である可能性がありますので、応募をするのはやはり辞めたほうが無難かもしれません。塾の講師の求人などの場合には、講義や授業の場面などを見学させたりはしないところなども怪しいですので、回避をする事がのぞましいといえます。このように、少しでも怪しい感じがあるようなところへの応募は、なるだけ避けるべきであると考えます。